以前より何度も工事させて頂いており、今回は間仕切り壁を一部開口してリビングと和室の間を開放的に、また外の風景も楽しめるように見晴らし良くしたいとのご依頼でした。


マンションのリフォームですが、構造がコンクリート造です。
当然その部分は改修は出来ませんが、間仕切り壁、天井などは比較的に改修しやすくなっています。
コンクリート造もラーメン構造、壁式構造があります、各構造によって工事出来る範囲は変ってまいります。
今回は柱と梁の構造のラーメン構造ですので、間仕切り壁の改修は問題ありません。
水廻りの改修などは配管の移設など支障がありますので、ご注意です。
さあ今から工事の開始です。
まずは養生から始めます。
リフォームの場合リノベーション等の場合を除き、工事動線部分・作業部分等をお客様の大事な家を傷つけないよう、ホコリなどで汚さないようにしっかりと養生します。


養生の説明ばかりですが
折角なので説明致します。

今回は約1週間のリフォームになりますので、『プラダン』にて養生しています。
この『プラダン』の使い勝手が良いのは、工事範囲をお客様が歩く際などは、水葺き出来るので掃除用のシートなどで拭くとキレイになります。
なので、工事後の夜間などに歩かれる際、ホコリなどが引っ張ることなくご迷惑をお掛けしません。
床養生の次はマスカーと言うビニールシートで養生します。
家具や仏間、押入などにホコリが入らないように丁寧にカバーしていきます。
その際に注意点がありまして・・・
写真で使用していますピンクのテープですが、粘着力が弱く床や家具などを傷めません。
粘着の強いテープを使用すると、床の表面、塗装等を起こす事がありますので注意です。


さあ養生が完了して今から工事です。
着工の際はこの作業を小一時間かけて行います。
今回はマンションでしたので、EVも使用させていただく為EV内も壁床と全て行いました。
工事中の写真が少なく申し訳ないありません

大工さんによる開口作業、カウンターの取付まで完了しています。
開口するためにクロスに傷がつかないように、慎重に開口していただきました。


木枠、カウンターを塗装しています。
通常の工程なら塗装が先に仕上げてクロス工事ですが、今回のような場合は塗装がクロスにつかないように、丁寧に塗装していきます。
↑右側の写真は、今回の工事ではないですが以前工事した飾り棚です。
お客様に非常に気に入っていただきまして、今回のカウンターも同じ色で仕上げていきます。


工事完成です。
リビングからの写真です。開口したことで開放感が出ました。
こだわって決めたカウンターの色も、白いクロスのアクセントになっています。
少し小さめのカウンターですが、今後はここで外の風景を見ながらコーヒーをお飲みになりたいとの事です。
カウンターの開口高さも、打合せを重ねて決めさせていただきました。


和室側からの写真です。
和の雰囲気も壊さずに違和感無く納まっています。
ペンダントの照明で雰囲気はCafeになりました。

今後はこのカウンターでゆっくりとくつろいだ雰囲気で、コーヒーを飲んでいただけると思います。