山口県下関市向洋町に1963年、構造家の坪井善勝氏の設計で建設された下関市体育館。
今年で竣工60年を迎えますが、2024年新総合体育館が完成後、解体されることが決まっています。
坪井善勝氏は、モダニズム建築で有名な国立代々木競技場の構造設計もされた方で、シェル構造研究の第一人者です。
構造設計作品はたくさんありますが、意匠設計作品は佐世保にある弓張岳展望台とこの下関市体育館だけなのです。
この下関体育館の形状は、3つの屋根面によって構成されています。
① 上部屋根。頂部を少し切り取った二等辺三角形。