【下関店】第10回関門地区景観ウォッチング&セミナー

関門地区景観ウォッチング&セミナーに参加してきました。
この行事は、平成25年度都市景観大賞「景観教育・普及啓発部門」の
大賞(国土交通大臣賞)を受賞し、10回目の開催にあたるものです。
主催は、下関市及び北九州市の建築士会と関門景観協議会。
参加者は、市民、大学生、専門家など公募で集まった方々です。
今年のテーマは、「夜間照明探検(唐戸編)」
11月8日(土)下関側の参加者33名と門司側の参加者33名は、
14時に唐戸市場をスタートして、唐戸周辺の近景を徒歩でウォッチング。
その後、門司に渡り、門司旧大連航路上屋で、
アジア諸国で活躍されている照明デザイナー松下美紀講師による
講演を聞き、門司側から下関の遠景を見ながら、下関に戻る。
そして昼間と同じコースをたどって、夜景を確認。
終点は、三門が下関指定文化財となっている引接寺(いんじょうじ)。
終了した時は、19時をまわっていました。

11月9日(日)は、
10時より12時半まで、3つのグループに分かれてのワークショップ。
夜間景観について、みなさん、かなり熱く意見をのべられていました。


今回、特に印象に残ったのは、やはり引接寺。
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松下講師が、照明デザインをされ、
歴史あるお寺らしく、重厚かつ美しくライトアップされていました。
小雨も降りその幽玄な雰囲気の中、
住職さんにこのお寺の由来等をご説明していただいていると、
声だけが、夜景の中から漂い、
この場所だけ、過去にワープし、その時その時の時代に自分も立っているような錯覚に陥ってきました。


※このライトアップは、11月16日(日)21時まで、
一般の方も見学していただくことができます。
全体的に見ていただくのはもちろんのこと、
どこにスポットライトがあり、どこを照らしているか等、
裏方を探してみるのも面白いかもしれません。