ケミカルアンカー



この商品はコンクリートにボルトを固定する物です。

コンクリートとボルトを化学反応させて接着させるので、ケミカルアンカーと言います。

ケミカルアンカーの本体

まず土台に、ケミカルアンカーをいれる穴を木工用キリであけていきます。

あける時の注意点は土台を貫通する手前、510ミリで止める事!

土台と基礎の穴あけ
土台・基礎 穴あけ
規定寸法の穴の深さ
規定寸法 穴の深さ

木工用キリなのでコンクリートの基礎まで行くと、キリが切れなくなる為です。


土台の木に穴を開ければ、コンクリート基礎にハンマードリルでケミカルアンカー適用の穴をあけます。

この時の注意点はハンマードリルのキリ。通常よりも長いキリを用意します。

ケミカルアンカー(110)+土台(105)=215は必要 この度275ミリを用意しました。
穴の清掃
穴の清掃
穴の清掃

これからが一番重要な作業になります。


コンクリート基礎に穴をあけたので、穴を綺麗に清掃します。

専用ブラシ・ブロアー・掃除機で、切紛を除去します。

ケミカルアンカーの本体
ケミカルアンカーの本体
ケミカルアンカーを挿入
ケミカルアンカー挿入
ボルトの打ち込み
ボルト打込み
ブロアーを使用
ブロアー使用
ボルト埋め込み
ボルト叩き込み
ボルトの設置
ボルト設置

清掃した穴にケミカルアンカーを挿入し、固定するボルトを石頭(かなづち)で叩いて入れ込み、その状態で1日放置します。

設置が完了

後日、ナットを締めて完了になります。


最近はケミカルアンカーの性能が良くなり数時間で硬化するのですが、余裕をみて1日置くようにしています。

ボルトはコンクリートと一体化していますので、外れる事はありません。

もしも動く事があるのなら、施工不良でケミカルアンカー指定のキリが大きい・穴の深さが合っていない・穴の清掃が不十分・気温が低すぎる等が考えられます。


普段の生活では遭遇しない事ですが、化学反応を利用した工事になります。

知識として頭の片隅に入れておけば何かの話のネタになるかもしれません。


色々な相談等もご気軽に、0120-61-5700まで問い合わせしてみて下さい



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ハウスドクター山口【下関店】

TEL: 083-263-2700