以前より何度も工事させて頂いており、今回は間仕切り壁を一部開口してリビングと和室の間を開放的に、また外の風景も楽しめるように見晴らし良くしたいとのご依頼でした。
山口市でマンションリフォーム 開放感のある空間へ
2020年12月4日|カテゴリー「岩本 孝行」


マンションのリフォームですが、構造がコンクリート造です。
当然その部分は改修は出来ませんが、間仕切り壁、天井などは比較的に改修しやすくなっています。
コンクリート造もラーメン構造、壁式構造があります、各構造によって工事出来る範囲は変ってまいります。
今回は柱と梁の構造のラーメン構造ですので、間仕切り壁の改修は問題ありません。
水廻りの改修などは配管の移設など支障がありますので、ご注意です。
さあ今から工事の開始です。
まずは養生から始めます。
リフォームの場合リノベーション等の場合を除き、工事動線部分・作業部分等をお客様の大事な家を傷つけないよう、ホコリなどで汚さないようにしっかりと養生します。


養生の説明ばかりですが
折角なので説明致します。

今回は約1週間のリフォームになりますので、『プラダン』にて養生しています。
この『プラダン』の使い勝手が良いのは、工事範囲をお客様が歩く際などは、水葺き出来るので掃除用のシートなどで拭くとキレイになります。
なので、工事後の夜間などに歩かれる際、ホコリなどが引っ張ることなくご迷惑をお掛けしません。
床養生の次はマスカーと言うビニールシートで養生します。
家具や仏間、押入などにホコリが入らないように丁寧にカバーしていきます。
その際に注意点がありまして・・・
写真で使用していますピンクのテープですが、粘着力が弱く床や家具などを傷めません。
粘着の強いテープを使用すると、床の表面、塗装等を起こす事がありますので注意です。


さあ養生が完了して今から工事です。
着工の際はこの作業を小一時間かけて行います。
今回はマンションでしたので、EVも使用させていただく為EV内も壁床と全て行いました。
工事中の写真が少なく申し訳ないありません

大工さんによる開口作業、カウンターの取付まで完了しています。
開口するためにクロスに傷がつかないように、慎重に開口していただきました。


木枠、カウンターを塗装しています。
通常の工程なら塗装が先に仕上げてクロス工事ですが、今回のような場合は塗装がクロスにつかないように、丁寧に塗装していきます。
↑右側の写真は、今回の工事ではないですが以前工事した飾り棚です。
お客様に非常に気に入っていただきまして、今回のカウンターも同じ色で仕上げていきます。


工事完成です。
リビングからの写真です。開口したことで開放感が出ました。
こだわって決めたカウンターの色も、白いクロスのアクセントになっています。
少し小さめのカウンターですが、今後はここで外の風景を見ながらコーヒーをお飲みになりたいとの事です。
カウンターの開口高さも、打合せを重ねて決めさせていただきました。


和室側からの写真です。
和の雰囲気も壊さずに違和感無く納まっています。
ペンダントの照明で雰囲気はCafeになりました。

今後はこのカウンターでゆっくりとくつろいだ雰囲気で、コーヒーを飲んでいただけると思います。
山口市で蔵の外壁改修工事
2020年10月27日|カテゴリー「岩本 孝行」
歴史ある蔵ですが長年の劣化で外壁の漆器が落ちてきています。
下地の土の部分が露出していて、このままではさらに劣化が進んでいく状況です。


色々と打合せした結果、他の部分も浮や剥がれが多くあり漆喰補修ではなく、新たに下地を上から組んで板金仕上げにしました。
元々漆喰の壁なので多少なりの不陸があり下地にパッキンをかませて調整して下地を組んでいきます。
また蔵の壁は厚みがあり、下地を止める位置も慎重に探して作業してきます。
軒天の角度も通常の角度では無い為に、丁寧にすり合わせて行きます。


外壁に角波鉄板を貼っていきます。
腰壁と窓廻りには同色の板金で見切りを入れています。


足場を解体して工事完了です。
真新しい白の外壁となりました。




今回は乾式工法して施工させて頂きました。
漆喰の剥がれ、浮き等が無く、メンテナンスしやすい外壁となりました。
防府市で和風門の修理
2020年8月8日|カテゴリー「岩本 孝行」
こんにちは。
今回は家の顔である門の修理をさせて頂きました。
歴史ある建物の門は、長い間の風雨や食害等で塗装も色あせ、足元も腐食が進行していました。(写真①)
足元部分のあちこちが傷んでいました、どこまで解体して、どこまで残すか慎重に確認していきます。(写真②)

①

②
こちらは裏側よりの写真です。
敷居も痛みがひどく、扉も建付け、滑りも悪く開閉が困難な状況でした。 (写真③)
腐食予防で石をかまして浮かしていましたが隙間も少ない為に湿気がたまりやすい状況でした。(写真④)

③

④
腐食した部分を解体していきます。
他の部分を傷めないように慎重に進めます。(写真⑤)
柱ですが元々も補修していたようでした。根継ぎで柱を継いでいました。(写真⑥)

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⑥
新しい柱を既存の根継ぎに合わせて加工して、仮合わせして確認して進めていきます。(写真⑦)
柱の継手作業完了です。(写真⑧)

⑦

⑧
継手をした柱、既存の柱もキシラデコール塗装にて着色しています。(写真⑨)
その他の部分もきれいに塗装して完成です。(写真⑩)

⑨

⑩
キシラデコールのパリサンダにて塗装しています。
濃い色が歴史あるお宅とマッチして重厚感ある仕上がりになりました。
木の門はメンテナンスもきれいに塗装して完成です。
外部の木部はメンテナンスは必要ですが、他の素材にはない雰囲気、質感が良いですね。
工事のご相談は
ハウスドクター山口 山口店
TEL: 083-941-1234
暗い部屋に太陽の明かりを!宇部市でスカイライトチューブ設置
2020年6月5日|カテゴリー「岩本 孝行」
皆さま、家の中は暗いよりかは明るい方が良いに決まっていますよね

今回ご相談を受けましたのが、新築時には廻りに建物が無く明るく採光がとれていたとのことでした。


立地条件や家の形状、窓の位置などで採光の条件によって明るさは違います。
また、近所に高い建物が立ったので日が入りにくい等などもあると思います。
こちらのお客様は数年前に隣にアパートが建ち、家のメインのリビングが暗くなったので・・・とのことでした。

①

②
<写真①>
こちらがリビングですが、やはり少し暗いですね。
<写真②>
違う角度から。
お客様の取付のご希望位置がこの辺りです。
天井には照明器具がありますのでバランスを検討して取付位置を慎重に決めていかなければいけません。
今回は下屋根への取り付けになります。

③

④
<写真③>
天井裏に入って構造材等の位置を確認しながらチューブを通す位置を出すのですが、天井に入れる場所が無い為に天井点検口の取付からスタートです。
天井にテープで位置出ししてからマルチツールで開口します。石膏ボードの粉塵も出ますので掃除機で吸引しながらの作業です。
<写真④>
開口作業完了です。
断熱材が見えています。ここから天井裏の確認作業に進みます。

⑤

⑥
<写真⑤>
天井裏の状況です。
母屋などの位置を考慮して、屋根、室内の双方にチューブを配管できるルートを決めていきます。
<写真⑥>
段ボールにて型板を作り室内の位置を決めています。
今回はダウンライトがある位置を避けて、ご希望の位置に一番近いここにしました。
リフォームの際などでしたら位置は柔軟に対応可能です。
(クロス張替えなどはしなくてはなりませんが)

⑦

⑧
<写真⑦>
また開口作業です。
先ほどの型板の墨に合わせて天井に開口していきます。
<写真⑧>
開口後の状況です。
次は屋根の開口作業に移ります。
ここまでは天気に関係なく作業出来ますが、屋根工事の際は雨に降られたら大変です。
雨雲レーダーは要チェックです


⑨

⑩
<写真⑨ >
奥に見えるのが屋根に設置するルーフベースになります。
その横に見えるのが天井を通すチューブです。
今回はコロニアル屋根ですが、瓦、板金、RC用など他にも屋根に合わせたラインナップがあります。
<写真⑩>
屋根開口完了です。
屋根の開口から室内開口が見えています。ここの中を先ほどのチューブを配管します。
チューブ本体には角度調整機能が屋根側、室内側とありある程度は調整がききます。

⑪

⑫
ルーフベースとトップを取付完了です。
写真ないですがこの時点で天井裏の配管は完了しています

<写真⑫>
屋根面の設置工事完了です。

⑬

⑭
<写真⑬>
室内の設置工事完了です。
最初の写真と比べで違いが分かるでしょうか?
室内の照明は付けていない状況です、なおかつカーテンは閉めております。
スカイライトチューブからの採光により明るくなったと実感です

<写真⑭>
別角度からです。
こちらの方が採光状況が分かりやすいと思います。
点検口も目立たないように、枠もホワイト色にて取付けてます。
工事完了後に数日経過して、お引き渡しに訪問しました。
その際にお客様の工事の感想を頂きました。
「家が暗くなってから、悩んでいましたが思い切ってスカイライトチューブを取付して本当に明るくなり満足しています。」
採光で悩んでるお客様、ぜひお気軽にご連絡ください♪
工事のご相談は
ハウスドクター山口 【山口店】
■TEL: 083-941-1234
続 山口市リノベーション 1年訪問
2020年3月24日|カテゴリー「岩本 孝行」
今回は家のメインのLDKです。元々は台所と和室が別々になっていました。
週末には家族皆様とお孫さんも集まる空間との事。
広々みんなでゆっくりと過ごせる空間がご希望でした。


2間を繋げ大空間のLDKが完成しました。
ここは皆さまが一番長く過ごす空間です。仕様にもこだわり、仕上げさせてもらいました。
天井・壁は珪藻土塗り、床は無垢のオーク、断熱も弊社関連会社のデコスファイバー断熱を充填しております。


サッシも単板硝子と断熱材も無く、非常に寒いとのお話。
工事のお引き渡しは昨年三月でした。
1年過ごされて室内環境がどう変化したのかお尋ねさせて頂きました。
冬の寒さもさることながら、夏の暑さもずいぶん改善されたとのお褒めのお言葉を頂きました

また内装の珪藻土はデザイン性もありますが、調湿性能に優れており湿度の変化、消臭効果も感じられるとのお話も



↑元の和室側よりの写真です。建具も硝子障子で高さも低く圧迫感がありました。
天井まで高さの建具に変更しました。
硝子の代わりにアクリルを入れております、建具本体も軽くまた硝子のように割れて破損もありませんので、お孫さんにも安心です。
また間仕切りの役目もあり、来客時や空調使用時にも1部屋に仕切れるようにしております。


普段は左側の袖壁に建具4枚が納まっていますが、建具の開閉でずいぶん雰囲気が変わりますね。
不意な来客の際などに見せたくない場所をさっと閉めて頂ければ大丈夫です。
この度1年訪問させて頂き、お引渡しさせて頂いた後のお客様の住んでみての体感、感想等を聞かせて頂き大変良かったです。
工事のご相談は
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